インターネットがラジオを越えた

 インターネットの広告費額がラジオ広告費の額を抜いたニュースは昨年に報じられた。私は、広告費の話と思っていた。しかし事態はラジオ局にとって深刻になってきた。
 実は私は、昨日からインターネット・ラジオを聴き始めたビギナーである。少し私の個人的趣味を交えながらすすめさせていただきます。私は洋楽のヒップホップのファンです。ですから、暇なときは好きなCDをプレーヤーに入れて聞いていました。しかし、好きな歌手、私の場合ビヨンセとかプッシーキャット・ドールですが、同じCDを聞いていると、さすが飽きてしまいます。かといってFMラジオをつけても、まず好みの音楽を流してくれてはいません。
 しかし!(かなりの驚きを込めて)このインターネットラジオは賢いのです。まず私の好みの歌手(先ほどもいいましたがビヨンセとプッシーキャットドール)をステーションとして登録するわけです。すると、インターネットラジオ(この場合はパンドラというサイト)は、私の好みの曲を選曲して流してくれるのです。勿論、好みの歌手の新曲から以前の曲を混ぜて流してくれるのです。これって理想? ですよね。
 しかも時には、気にいらない曲が流れると、「気に入らない」と言うボタンをおすと、「スミマセン、以後この曲はおかけしません」と返事してくれます。なんと賢い! また曲に疑問を持ったとき、「なぜいまこの曲が流れているの?」と質問すると、真面目に理由を教えてくれるのです。これって真面目!
 そしてこれが私が驚いた最大のこと。それは、タダ! おいおい、いいのかタダで? ま広告で運営しているので、タダでいいのだそうです。
 だったらもうラジオはいらないのじゃない? アメリカではかなりの人が、朝起きてこのインターネットラジオで朝を過ごされるそうです。納得です。わたしもそうなってしまったから。
 さて日本でインターネットラジオが広まるか?の問題を考えて見ましょう。日本の場合、タダで運営出来るだろうか。ジャスラックが許可を出すだろうか? いま問題になっている通信での音楽の著作権の問題が未解決の事情もあります。それらの疑問が湧きあがってきます。きっと音楽業界は抵抗するでしょう。しかし時代の波は止められません。
 一時的に止められたとしても、それはあくまでも一時的です。いつかあっというまに、大波が押し寄せてくるでしょう。高いCDを買わされている邦楽ファンの皆さん、一刻も早い本格的なインターネットラジオの開局を願いましょう。
また本題とは関係ありませんが、インターネットラジオを、私は「インラジ」と造語を作り呼ぶことにしています。英語では[inーradi]です。

ちなみにインターネットラジオ、パンドラの案内はこちらhttp://blogs.yahoo.co.jp/hotcreationjp/25274755.html