5W2Hはやめてくれ!

日本のマスコミで記事にする場合、5W1Hが基本とされる。これは世界の基本でもあろう。しかし日本では年齢に対する興味が異常に高い国民性のため、「何歳?」の報道基本が追加されている。私は皮肉を込めて日本の報道基本を、何歳?(How old)のHを追加して5W2Hと呼んでいる。
かってニューヨークに滞在していたときは、女性に年齢を尋ねるのは論外として、男性に対しても年齢を聞くのは失礼とされていた。民族、年齢、など本人の努力や個性、特技などを重要視する観点から、むやみに年齢を尋ねることはとても失礼とされる。
私自身は、ことさら年齢を明かす必要はないとの考えから「年齢未発表」を通しているが、私の年齢を知りたそうな相手には「目の前にいる見たままの私で充分じゃないの?」と答える。いや心の中では「もういい加減にしてくれ!相手の内容じゃなくて、枠組みばかりに興味を持つのは止めてくれー!」と叫んでいる。
今に生き、誰とでも仲良くし、楽しく今日と明日を過ごす。前向きに人生を見るのに、相手の枠組みにこだわる必要はないではないか、と思う。
新聞記事で名前のあとでカッコして年齢を記載するのは、どうしても必要な場合だけに限ってほしい。頼みます、新聞社さん。