サマータイム制、大反対

毎年春になると、サマータイム制の導入が話題に上る。話題に上るたび、「もし実施されたら大変だ!頼むから実施しないでくれ」と叫んでいる。そのイライラから、私の鼻がムズムズする。いわゆる鼻紛症だ。
印刷業界、時計業界などの、サマータイム制で利益を得る団体が成立に圧力をかけるのだ。このサマータイム制、一般の市民にとっては利益よりも迷惑になることのほうが多い。省エネになるというが、一番冷房負荷の大きい午後2時台については、それが1時間繰り上がるだけで何も変わらない。残業のない日の企業官庁については、朝より夕方の方が冷房負荷が大きいから、一見省エネになるというが、その分家庭での冷房負荷は増加するため、本当に省エネになるか否かは、データの取りかた次第でプラスになったりマイナスになったりする。
反して導入した不便の例はいとまがない。サマータイム制の入りと終わりの2回、自動車、家庭のビデオ、掛け時計、目覚まし時計、カメラ、パソコン、携帯電話、ファックス、架電電話機、等の時刻変更だけでも労力のロスだし、企業の手間や経費は相当な額に昇る。またサマータイムに入る当日は、身体のリズムが狂うため体調崩れも心配だ。ともかく政府は余計なことはしないでほしい。
そうそう、お盆休みを制度化してほしいものだ。実質会社はお盆休みを平均5日ほど取っている。これを国民の祝日にしてくれたら、その分確実に省エネになる。