矢島慎の地震予知の仮説

矢島慎の地震予知の仮説

 矢島からのお断り。地震の予知については、根拠のない、または薄い説をみだりに流布することは、好ましくありません。私の地震に関する仮説も、あくまでも仮説として受け止めてください。また社会不安を助長する意図は全くありません。太陽と月の引力が地震に及ぼす影響について、更なる研究が 進むことを期待します。

矢島慎の仮説

地震は満月、新月の48時間後に起こりやすい。」

 地表の地殻は月と太陽の引力や遠心力を受け上下に浮沈する。測定から最大で20センチ程ある。浮沈運動の周期は潮の干満と同じ12時間。位相は、潮の場合は数時間進むが、地殻の進みは僅かである。
 また地殻の下にあるプレーとやマグマも同様の力を受けている。 マグマは地殻に比べ粘性があるため、位相は地殻より少し進む。最大振幅は地殻のそれより大きい。また波形は地殻が余弦波に近いのに比べ、マグマのそれは歪みが大きい。(ピークからの下りが急の波形)。  そのため最大振幅のあと地殻とマグマの間に圧力差が生じ、地殻はより大きな重力がかかる。
 プレートは弾性の特性を持っている。マグマと地殻の間にあって、プレート移動する粘性と地殻を支える固体の特性を併せ持っている。
 地殻が受ける膨らもうとする力の最大は、満月、新月時であるが、地震の原因となる地殻内の崩落、ズレはピークから数回の周期後起こるものと考えられる。またマグマの波は地球内部の不均一性から反射波の影響を受ける。 以上の要素を勘案しピークの次から数え第三波目、即ち、48時間後に発生しやすい。

 また検証に当たっては、地震発生予想時刻から前後1周期(12時間)以内であれば予知範囲内とします。
 地震は大陸地盤へのプレートの沈み込みの関係で発生するが、地震の発生するきっかけに月と太陽の引力、遠心力が影響を与える、いわゆるトリガー理論が基本になっています。但し、月の引力の影響を受ける地震のタイプは日本付近で起こる地震のように、プレートが大陸プレートの下に沈み込むタイプの場所で影響されやすい。逆に大陸プレートと大陸プレートがぶつかり合うようなタイプの場所での地震は、その二つのぶつかり合う力の大きさに比べ、月の引力の力の割合が少なくなるので、矢島の仮説は当てはまりにくい。

 火山の噴火も満月、新月の影響を受ける。

以下順次検証結果を追記します。
一応新月、満月時間後36時間から60時間以内に地震が発生しとのを、予想範囲内(予知の当たり)という検証結果といたします。また満月新月時刻とは、太陽、地球、月が一直線になった時の、各国標準時刻をいいます。満月、新月時刻の参照はhttp://d.hatena.ne.jp/hotcreationjp/20050521



★05年4月12日にスマトラ島で噴火が発生したとのこと。
現地の新月が9日午前5時半だからその48時間後は
05年4月11日午前6時ごろだから、矢島の予測の範囲外。

★05年4月20日、福岡で震度5以上の地震発生。
現地は上弦の10日の月で、
矢島の予想の範囲外。

★05年5月8日、15時04分 マグニチュード4.7の地震発生。新月は5月8日17時45分だから
私の予想より60時間のずれで、地震発生は予想の範囲外。

★05年7月23日、16時35分に関東で震度5弱の地震発生。
満月時間が7月21日20:00だから、地震発生は満月から44:35後だから、予想範囲内。

★05年7月25日1時ごろインドネシア地震発生。予想範囲外。

★05年8月8日午前0時ごろ関東で震度3の地震発生。5日12時05分が新月だから、地震新月後58時間後に発生。ぎりぎりで予知当たり。(但し1周期前とすれば外れ)

★05年8月16日、宮城県沖で震度6弱地震発生。予想範囲外。

★05年8月21日午前11時29分に新潟で震度5強地震発生。
満月は8月20日午前2時53分だから地震発生は満月時から32時間36分後だから、予想外れ。

★05年10月8日日本時間零時55分。現地時間午前8時55分。パキスタンで大規模な地震発生。 半月なので予想はずれ。

★05年10月19日、20時44分。茨城県震度5弱の地震発生。
 満月は10月17日、21時14分。
 時間差47時間30分後。予知時間差は48時間+−12時間だから。
 予想範囲内の地震発生時刻。