列車事故の安全対策にF1を参考に

今回,4月25日、月曜日午前9時ごろ起こった列車事故で亡くなられた方々に深い哀悼の意を表します。
私が言うまでもなく、各分野の専門家が事故分析をしています。そこをあえて素人の私が意見を述べさせて頂きます。
列車とF1はとても共通点があります。私がF1に若干の知識を持ちますので、両者を比較しながら列車事故防止についてコメントします。
まずカーブでは自動的に速度制限がかかるATMを是非早期に設置してほしい。F1では速度制限区域を走行する場合、自動的に制限速度以内になる速度リミッター装置が付けられています。またF1ではカーブ中のブレーキは厳禁で、カーブの手前でブレーキをかけ、カーブ中はむしろ加速した方が車両は安定します。
列車車両を軽量化する場合、天井に横バーで強度補強を義務付ける必要があります。F1でも徹底した軽量化が図られますが、同時にドライバーを守るために安全対策は徹底しています。
走行データの記録装置の取付け義務。今回の列車は簡単な記録装置を設置していたが、更に高規格な装置の設置を望みたい。F1では当たり前になった、車載ビデオカメラの設置も有効だと思います。
レールの両側には安全ゾーンを設けてほしい。今回はマンションにぶつかって最悪の状況になった。安全ゾーンがあれば被害が少なくすんだと思います。
ともかく今回の運転手のような、うっかりタイプの運転手でも事故が絶対起こらないような、ハード面での安全対策をしてほしい。しかし鉄道会社への努力義務では限界があるので、法律で義務付けすることが必要だと思います。
参考までに前日深夜にF1グランプリのテレビ放送があった。私はF1を見たお陰で、(F1放送終了は月曜日2時AM)、月曜の昼は寝不足で頭はボケボケだった。あ、これは事故とは全く関係ないと思いますが……。
ともかく今後こういった事故が再発しないよう関係機関の対策を望みます。